ブルック・シールズ事件 あのブルックシールズを見る目が変わる。かも (2002年12月)

あれはもう10年ほど前、 
スクリーミングマッドジョージという人の手伝いをしていた頃のお話。

Freakedという映画の仕事をしていました。  
結果的にはすごくマイナーな映画になってしまったけど、 
キヤヌリーブスやMr.T、ランディークエイド、ブルックシールズなど
有名どころが多数出演しているはちゃめちゃな映画です。  
ブルックシールズの役どころはトークショーのホストで、 
不幸にもある薬でモンスターに変えられてしまった男をインタビューして、 
最後は実は自分が悪のモンスターである事がばれて、 
その男を殺そうとするという役。  


で、彼女の足がモンスターなんだけど、 
ジョージさんが作った(自分もちょっと手伝った)モンスターの足を彼女に履かせる事に。




まず彼女にモンスターの足を見せ、 
これをこれから履かせて接着する事を説明。  
彼女はにこやかに応対。  
噂どおりとても感じのいい人だ。  
衣装はひざ上までのスカートで、
パンストをはいていたので、 
それがあると接着や着色が出来ないため、脱いでもらう事に。  
素直に従う彼女。  
まずソファーに座ってもらい、 
彼女をはさんで足元にひざまづくジョージさんと私。  
これからブーツをおなめして鞭でしばいてもらうような光景を想像してもらいたい。 
とまあそこまでは日常よく見られる普通ののどかな光景である。 

が、しかし事件はその時起こった。  

いつも彼女は、りえちゃんとりえままのように、
彼女の母親と現場に来ていることは有名で、 
その日も例外ではなく部屋の隅で、その光景を見守っていた。 
そしてブルックは、
母親に向かって自分の生涯忘れる事の出来ないとんでもないセリフを吐いたのであった。


お母ちゃん。 衣装さんから私のパンティー借りてきてくれへん?
(しゃべったのは英語だが自分の中で訳した日本語)

重ねて言うが、
その時彼女はソファーに素足を出して座っていて、 
うちらはその前にひざまずいている状態。

その場で凍りつくジョージさんと私。  
つまりそれって、今ひょっとして、 あの、、、 そのスカートの中は、、、、、、、、、、、、
いやーーーーーーーーーー!!!!!!

って取り乱しそうになったが、そこはプロ。 
平静を装い下着の装着、いや到着を待つ事に。  
しかしぶっちゃけていえば、
いわゆるノーパン状態。  
ブルックシールズと会う自体が緊張なのに、
その上ノーパン。  
なまブルックシールズノーパンつき。

なまブルノーパン一丁。 

って、威勢のいい掛け声が頭の中を駆け巡る。 
やがて下着は無事に届き、仕事続行。   
事なきを得たが、 
いまだにテレビなどでブルックシールズを見るたびに、 
頭の中でノーパンという言葉が条件反射で出てきてしまう
というトラウマを残す羽目になってしまったのである。   


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