●SFX Makeup artist を目指す人たちへ
自分なりのアドバイスです (2004年11月)
よく特殊メイクアップアーティストを目指す人からどうしたらいいんですか?
というようなメールをもらうので、
だいたい自分なりに思う事をアドバイスしてみたいと思います。
自分の主観なので、全員に当てはまるとは限らないのであらかじめご了承を。
まず学校に行こうと思っている人。
その前に自分で作品を何か作ってみましょう。
今の世界、やり方はいくらでも調べられるはずです。
それで本当に面白くて続けられそうであれば学校に行くのも一つの選択肢です。
まあ学校に行ってから習えばいいやと思っている人はやめた方がいいでしょう。
金と時間の無駄です。
他の仕事にしなさい。
まず一番大事な事は意気込みと練習。
意気込みだけは誰にも負けませんとかいう人は多いが、
それに練習、勉強という行動が伴わない人は必ずだめになります。
ただやりたいとだけ騒いでるのはただの希望です。
そんなもん口だけの意気込みです。
では本当の意気込みとはどんな物でしょう?
キーワードは自発です。
誰かの弟子になってからやろう、
学校に行ってからやろうと考えていてはろくな結果にはならないでしょう。
この仕事をやりたいからとにかく自分で何かやってみる。
作る事が楽しい。
何を差し置いても作りたい。
どんなに貧乏でもこれをしていたらつらくない。
そういう気持ちがあるでしょうか?
人にいわれたからじゃなくて、自分がやりたいからやる。
それが無ければどんなにいい学校に行こうが無駄になるでしょう。
こっちでは言葉の問題、ビザの問題、
二つの大きな壁が始める前から有ります。
最初からアメリカ人よりハンデがあるのです。
厳しいようですが、
そうとうの意思と努力が無ければこっちのこの業界で生き残る事は難しいでしょう。
とりあえずロサンゼルスのこの業界に10年以上いて、
まあ日本人でこの仕事に携わった人たちも結構いたけど、
最終的に生き残っている人たちってのは
言われなくてもやってきた人たちばかりだから。
とりあえずあこがれで目指すのではなくて、
これがほんとに誰にも言われなくてもやってみたい、
そして行動にうつせるほど好きな事なのかをよーく考えてみましょう。
それでもこの仕事をやりたい人へ。
とにかく学校に行こうが行くまいが、
作品を作り続ける事。
本気で努力する事は絶対に無駄にはならないから。
たとえ後で道をかえたとしても、
絶対にそれまでの努力で得る物というのがあるから。
”真剣”こういう気持ちで努力しましょう。
がんばらずに成功は有りません。
これは確実。
なんか漠然としたアドバイスだけど、質問が有ればいつでもメールでどうぞ。
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